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院長コラム

赤ちゃんのあざのこと

2018.03.22

「赤いあざ」

赤くぶよぶよしたものはイチゴ状血管腫です。生後数日してから、扁平もしくは半球状に盛り上がってきます。36か月後にピークになります。1歳頃から小さくなっていきますが、顔面にあるものや大きめのもでは、プロプラノロールという内服薬治療が行われることも。レーザー治療と同じように、早めに赤みが消え、皮膚のたるみも目立たなくなります。おでこや上まぶた、眉間にある表面が盛り上がっていない赤いあざはサーモン・パッチと呼ばれます。自然に消えていくのを待ちます。うなじから後頭部にみられるものはウンナ母斑です。

 

「茶色いあざ」

扁平母斑と呼ばれ、表面は盛り上がっていません。色の薄いものから、濃いものまであり、消えることはありませんが、心配のないものがほとんどです。

 

「おしりの青いあざ」

多くの赤ちゃんにみられる蒙古斑です。4歳くらいまでに消えていきますが、おしりや腰以外にある異所性蒙古斑は消えないことも。

 

情報クリップ

カフェオレ斑と呼ばれる、直径1.5cm以上の大きさの褐色斑が56個以上ある場合、皮膚以外の症状も含めて、皮膚科と小児科で経過を見ていくことがあります。

 

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