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院長コラム

「早寝・早起き・朝ご飯」のすすめ

2018.07.29

夏休みには、朝寝坊や夜更かしをする機会が増えます。夜遅くまでテレビやビデオを見ていると、朝7時からのラジオ体操もついおっくうになるかもしれません。

 

普段でも子どもたちの生活は深夜型化し、ある調査によると夜10時以降も起きている3歳児の割合が52%と増えています。小中学生でも、「あくびがでる」、「眠い」、「横になりたい」といった訴えが多く、睡眠不足傾向は低年齢化しています。

 

夜更かしの問題点は何でしょうか。まず慢性の時差ぼけ状態となり、疲労感が増し、食欲・意欲は低下します。また睡眠不足となり、イライラ感が強くなったり、「寝ないと太る」ことも確認されています。さらに朝の光を浴びないと、脳から分泌されるメラトニンの分泌不足となります。このメラトニンには老化防止や性の早熟を防止する働きもあります。脳内の神経伝達物質のセロトニンも減少し、行動に攻撃性や衝動性が見られるため、低セロトニン症候群と呼ぶ人もいます。

朝の光を浴び、昼間に十分な活動をして、昼寝をする場合は午後3時までに切り上げましょう。2学期に備えて、夏後半から「早寝・早起き・朝ご飯」ができるといいですね。

 

情報クリップ

赤ちゃんの「夜泣き」がある場合、もし夜中に哺乳習慣があれば、寝る前の授乳を習慣にしてはどうでしょうか。昼寝が長くないか、遅くないかチェックしてみましょう。お父さん、お母さんがイライラしないことも大切ですね。

 

 

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