冬の季節には、熱を出す子どもたちも多くなります。子どもの「平熱」は比較的高めで、だいたい36.5~37.4℃。熱が出ているときには、朝、昼、晩の3回測ってください。お医者さんには、口頭で「何時ごろ、何度で・・・」というより、体温の変化を記録したグラフや、メモが役だちます。
熱冷却シートで体温が下がることはありませんし、6か月未満の子どもへの使用は、ずれて窒息の危険もあります。熱が上がりきったら、薄着にして部屋を暖め過ぎないようにしましょう。ぬるま湯で絞ったタオルで全身をふいてあげると、清潔になるだけでなく体温が少し下がりますので、解熱剤がわりにおすすめです。
3か月未満の赤ちゃんが発熱したときには、元気でもなるべく早く病院に行きましょう。それ以上の月齢であれば、熱以外の症状がひどくなければ、ひと晩家で様子をみてあげましょう。体温計の数字ではなく、「状態」の観察が大切です。高熱があっても水分がよくとれて顔つきも普段と変わりなければ、それほど心配することはないと考えてよいでしょう。
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病院に行く前に、保存していた抗生物質などを飲むと、かえって病気の原因がわからなくなることも。尿路感染症などがかくれている場合もあるので、内服する前に尿検査が必要なこともあります。