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院長コラム

おたふく風邪で耳が聞こえなくなる!?

2016.03.26

「おたふく風邪」は「流行性耳下腺炎」とも呼ばれ、ムンプスウイルスが原因で、耳の下の耳下腺や顎の下の顎下腺が腫れることで知られています。1-3日の時間差で左右の耳下腺が腫れたり、片方だけが腫れることもあります。合併症として、熱や嘔吐・頭痛が症状の無菌性髄膜炎や膵臓や睾丸などの炎症を引き起こすことはよく知られています。

 

急に片側の聴力が失われる「ムンプス難聴」も合併症として問題となります。発症年齢は15歳以下が多く、なかでも5-9歳に多いようです。耳下腺や顎下腺の腫脹の4日前より18日以内に発症する高度な難聴ですが、最近では、数百人に一人発症しているとの報告があります。また唾液腺の腫脹なしに難聴が発症する場合もあるようです。

 

一側性の難聴が多いので、症状を十分に訴えられない幼少児では、見落とされている可能性もあります。片方ずつ耳のそばで指をこする“指こすり”は、簡単な聴力チェックの方法です。

 

難聴の予防のためにも、「おたふく風邪」の予防接種は積極的に受けましょう。

 

情報クリップ

「おたふく風邪」には不顕性感染と呼ばれ、症状が全くでない場合も4人に1人程度あります。「おたふく風邪」にかかったかどうかは、血液検査でムンプスウイルス抗体価を測ることは参考になります。

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