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院長コラム

「気管支炎ですね」と言われました

2017.11.24

「かぜですね」と、小児科で咳や鼻水の薬をだされました。でも最初は乾いていた咳が、次第に痰もからまって湿った咳に変わりました。熱も出てきました。そうすると「気管支炎ですね」と診断されることがあります。かぜがこじれて、ウイルスや細菌が、のどより奥の気管支に炎症を起こすと「気管支炎」、さらに症状が進行すると「肺炎」と病名は変わります。時には、マイコプラズマと呼ばれる病原体が原因となって咳が長引くことも。

 

強い咳止めを使うより、痰をきりやすくしたり、気管支を拡張したりする薬が処方されます。こどもたちの食欲や顔色、呼吸の様子、聴診器での診察が大事ですが、症状によっては、血液検査でウイルス性か細菌性かもしくは他の原因かを調べます。胸のレントゲン検査で、白い影が広がっていれば「肺炎ですね」と診断されるかもしれません。かぜが“こじれて”、気管支炎・肺炎にならないように、十分な睡眠と休息、そして部屋の加湿にも気をつけましょう。

 

情報クリップ

乳児では、気管支の末梢に炎症を起こし、最初はコンコンとした咳だったのに、ゼロゼロという呼吸となり、息が吐き出しにくくなる「細気管支炎」という病気になることがあります。RSウイルスが原因となる場合が多く、乳児で喘息のように、呼吸が次第に荒く速くなったときには注意してください

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