子どもにも、うつ病があるのでしょうか?
ふつうの生活を送っているように見えるときでも、子どもが心の中で憂うつを抱えることがあります。だれでも、ときには憂うつな気分になることがあります。とくに思春期の子どもたちは、自分に自信をなくしやすく、悲観的にものを考えることがあります。大人はそのような自分の感情を、「悲しい」「暗い気持ち」「落ち込んでいる」といった言葉で表現します。しかし子どもは、憂うつな気分を「悲しい」というよりも、「イライラした感じ」と表現することがあります。「友達とうまくいかない、ぼくはひとりぼっちだ」「わたしはダメな人間なんだ」という考えにとらわれて抜け出せなくなります。
寝付きが悪かったり、朝早く目がさめてしまう睡眠障害や、食欲不振、身体のだるさが続く場合、また涙もろくなり、自分を責めるようになる場合にもうつ病が疑われる場合があります。
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憂うつな気分の子どもが、みんなうつ病というわけではありません。でもずっと憂うつな気分が続いているようなら、うつ病のことも考えてみてください。