ロタウイルスワクチン
ロタウイルス胃腸炎とは
ロタウイルスによって、子どもの下痢やそれに伴う嘔吐が起こります。
感染力が強く、保育所などでもあっという間に流行します。
根治的治療法がないため、ワクチンによる予防が重要です。
スケジュール
2 種類のワクチンがあります。どちらかを選択して接種します。
- ロタリックス(1価)
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生後6週~24週の間に2回接種を完了します。
一番流行して重症化しやすい1種類のウイルスを弱毒化したワクチンです。
タイプの似ている他のロタウイルスにも有効です。
- ロタテック(5価)
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生後6週~24週の間に3回接種を完了します。
流行して重症化しやすいウイルスを含む5種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンです。
※ 医師と相談して、どちらか選ぶこともできます。お気軽にお尋ね下さい。
接種後の注意
腸重積の症状にご注意ください。
腸重積とは…
腸が腸の中に折り重なるように入り込み、腸閉塞を起こす緊急性の高い病気です。
ワクチン接種の有無に関わらず、子どもがかかることがある病気です。
接種後、次のような症状が一つでも見られたら、速やかに受診して下さい。
◆泣いたり、不機嫌になったりを繰り返す
◆嘔吐を繰り返す
◆ぐったりして顔色が悪くなる
◆血便が出る。