近年、小学生の「百日せき」が増えています。またポリオ(小児まひ)が現在でも発症している外国から日本への入国者も増加しています。
「百日せき」と「ポリオ」は現在四種混合ワクチンに含まれ、定期接種で4回目接種まで行われていますが、免疫力が徐々に低下し、5歳頃には再び発症のリスクにさらされます。
そのため、日本小児科学会では就学前に「三種混合(百日せきが含まれる)」と「不活化ポリオ」のワクチンを追加接種(5回目)することで、百日せきとポリオの免疫力を高めることを奨励しています。当院としても、就学前のお子さんに「三種混合」と「不活化ポリオ」5回目の接種をお勧めいたします。
百日せきは1歳未満、特に6ヶ月未満の赤ちゃんが罹患すると死に至るケースもありますので、就学前後のおにいちゃんやおねえちゃんが免疫を高めることで、罹患を防ぐことにつながります。
またポリオは有効な治療法がない病気で、重症になると手足の麻痺や、呼吸不全・肺炎による死亡につながります。一度起きた麻痺は回復しないことも多く後遺症が残ります。
残念ながら「四種混合ワクチン(百日せきとポリオが含まれる)」は4回までの接種しか現段階で承認されていないため、「三種混合」と「不活化ポリオ」を別々に接種することになります。また定期予防接種には含まれていないため、自己負担となりますが、なるべく多くの方に「三種混合」と「不活化ポリオ」5回目の接種を接種していただくため、同時に「三種混合」と「不活化ポリオ」5回目の接種接種の予約をされた方はセット割引として12,000円にて接種いたします。(通常「三種混合」5,500円・「不活化ポリオ」8,250円)

