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院長コラム

ADHDって何?

2019.04.25

新学期が始まり、新しい友人や先生との出会いがあった子どもたちも多いと思います。だれもが、緊張して気分的に落ち着かない季節です。

 

でも、「直接話しかけられた時に聞いていないように見える」、「質問が終わる前にだしぬけに答えてしまう」・・・、そんな子どもたちが、クラスの中に一人くらいいませんか。ぼんやりしている、注意力が持続しないという不注意があったり、じっとしていない、体の一部が常に動いている多動性があったり、突発的行動をしたり、かっとなりやすい衝動性があったりと、そのような症状を注意欠陥/多動性障害(ADHD)と呼ぶようになりました。ADHDの子は家庭や学校での生活習慣が身につかなかったりして、親や先生も振り回されることがあります。もし周囲の理解がなければ、「家庭のしつけが悪い」、「ダメな子」と長い間放置されたり、いじめの対象になることもあります。知的には優れていても、時には自分に対しての良いイメージがもてなかったり、絶えず注意を受けてしかられ、自分にすっかり自信を失っていたりもします。

 

子どもは認められ、励まされ、ほめられて育っていきますよね。ADHDの子どもたちは、よりそれを必要としているのかもしれません。親や教師はどのように接することができるのか、「集中できないこどもたち」(小学館)、「自分をコントロールできないこどもたち」(講談社)、「のび太・ジャイアン症候群」(主婦の友社)などの本や、ADHDのサポート団体「えじそんくらぶ」(http://www.e-club.jp)からの情報は参考になると思います。

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