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院長コラム

紫外線と子どもたち

2019.05.25

真っ黒に日焼けした子どもたちは健康的だとされ、これまで日光浴も勧められてきました。もちろん太陽のもとでのお散歩や外遊びは子どもたちにとっても楽しいものです。けれども最近、紫外線の肌への蓄積性が知られるようになりました。紫外線を浴びすぎると、将来皮膚の老化が進んだり、皮膚癌になる可能性も高まるというものです。さらにアトピー性皮膚炎の子どもたちも、紫外線にあたりすぎると、皮膚にさまざまな炎症物質が発生し、症状が悪化することがあります。

日本でも、母子健康手帳からあかちゃんの「日光浴」の必要性の記述が消え、「外気浴」となりました。外気浴とは直接日光に当たることではなく、戸外の空気に触れることです。環境省は紫外線保健指導マニュアルを出しています(http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_manual.html)。

 

紫外線は、1日のうちでは正午頃、季節では6月から8月が最も強くなります。紫外線の強い時期は、日差しが弱くなる朝夕に外にでるようにし、つばの広い帽子などをかぶり、直射日光を避けましょう。肌質や目的別にUVクリーム(日焼け止め)を選んで使用することもお勧めです。和光堂やhttp://www.wakodo.co.jp/motto/baby/009.htmlや花王のhttp://www.binkanhada.com/tokusyu/のサイトも充実しています。

 

情報クリップ

UVクリームの記号にも注意しましょう。SPF値は赤くなるのを防ぐ効果があり、30あれば十分です。PA値は深部まで入る紫外線を防ぐ効果があり、+++で十分です。長時間外出する時は、2-3時間おきに塗り直しましょう。

 

 

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