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院長コラム

インフルエンザワクチンのこと

2015.12.14

今からいよいよインフルエンザのシーズンになってきますね。これまでのインフルエンザワクチンは、A型2種類とB型1種類に対応した「3価ワクチン」でした。最近、B型に2種類の混合流行が起きていることがわかりました。このため、今季からB型を2種類含む「4価ワクチン」が導入されることになりました。

 

最近の小児科の学会で、昨季のインフルエンザワクチンは、多くを占めたA型で、子どもの入院を半分以下に減らしたという調査結果が発表されました。未接種の場合に比べ、重症化するケースを55%減らせた計算になるそうです。A型の発症も接種により37%減っていました。確かに接種したからといって「100%インフルエンザに罹らずにすむ」わけではありませんが、「重症化や発症を防ぐ効果はある程度ある」ということのようです。

 

情報クリップ

鼻から噴霧する「経鼻接種生ワクチン」は、米国の結果では、これまでに流行したA型インフルエンザに対する効果は高くなかったようです。確かに痛みが無く魅力的ですが、しばらくは注射によるワクチンが続きそうです。

 

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