総合質問集

 

# 急な発熱、夜間や休日に救急外来を受診する目安は?

 

子どもたちはよく熱を出しますね。夜間や休日に熱に気づき、息づかいが荒く、顔を赤くしているとすぐに急患センターを受診したくなるものです。インフルエンザの季節には特にそうかもしれません。もちろん、けいれんがある、何度も嘔吐する、まったく水分を受け付けないなどの症状があれば、救急外来を受診する必要があるかもしれません。けれども、にこにことして、食欲もあり、水分も摂取できているのであれば、昼間の間に、かかりつけの先生に診察してもらうのがいいでしょうね。

「平日休めない」や「日中は用事がある」、「明日仕事があるから」などの親側の理由で救急外来を利用するのは控えたいですね。

 

# 子どもが頭を打った時、どういう規準で受診すれば良いですか?

 

子どもたちはよく転んだり、ベッドから落ちて頭を打つことがあります。そのため「子どもを病院に連れて行ったほうがよいか」という問い合わせを受けることがあります。どんな場合が心配なのでしょうか? ①打撲後すぐ泣くこともなく、ぐったりしてしまったとき ②打撲後にひきつけを起こしたとき ③3回以上のおう吐があり、その後も吐き気がとれない ④ 手足の動きに左右差がある、スムーズに動かない、手に持った物を落としてしまう、目の動きがおかしい、話の内容がおかしい、話が理解できない などの異常が見られるとき ⑤ 打った部分ではなく、頭全体を痛がるとき。

このような症状が見られるときは、病院で診察を受けましょう。

頭を打った後、いつまで観察が必要でしょうか? 遅れて症状がでることもあります。病院を受診してもしなくても72時間(3日間)は、子どもたちの行動を観察する必要があるでしょうね。

 

# 症状が良くならないので、別の病院に行ったらすぐに改善した。

 

先生によって言うことも違う。何を判断規準にすれば良いのでしょうか?

医師の間では、「後医は名医」という言葉があります。これは、同じ患者さんがいくつかの病院にかかった場合、後で診察したほど正確な診断をしやすい、という意味です。

例えば、「喉が痛い」と子どもが言って、熱を測ると39度あり、急いでA小児科に行くと

「夏かぜでしょう。熱冷ましを飲んで経過を見ましょう。」と言われたとします。4日たっても熱が下がらないため、B小児科に行くと、のどを見てすぐに「プール熱ですね」と診断されることがあります。検査もされるかもしれません。

子どもたちの病気は、時間とともに決め手となる症状が出現することも多く、また最初は検査してもはっきりと診断できないこともあります。風邪などの場合、後で診察を受けたタイミングで自然に治ってしまうことがあります。

心配なときには、かかりつけの小児科の先生を信頼して、経過をこまめに報告してください。

 

# 先生が忙しそう

 

「かかりつけの先生」とはどんな先生でしょうか? 例えば、普段のお薬を処方し、定期的にも診察してくれる。ちょっとしたことを気軽に訪ねられる。風邪などの時には、すぐに治療してもらえる。病気の状態が変わったり、治療方針を変更したりする必要がある場合には、専門医や入院施設のある病院を紹介してくれる。などでしょうか。

ぜひそのような小児科の先生を捜してくださいね。

 

# 成長痛に関して

 

「成長痛」という病名は、小児期の特に夜に起こる原因不明の下肢の痛みに対して用いられます。年齢としては、2-7歳の子どもに多く、男の子では5歳、女の子では、4歳にピークがあります。症状としては、日中、痛みもなく、元気に走り回っている子どもが、夕方から夜になると膝付近の痛みを訴えます。ところが、翌朝になるとケロッとして、元気に走り回っているのが特徴です。痛みの場所が変わることもあります。けれども、関節が腫れたり、熱をもったりすることはありません。