地震や転居・転校と、こどもたちの心

普通なら感じないはずの強い不安や恐怖のために、本人がつらい思いをしている、日常生活に支障があるといった場合には、「不安障害」と呼ばれます。その一つの「ストレス障害」には、大震災のような自然災害や重大な事件、事故など、激しいショックを受けた直後に生じるものがあります。 例えば地震の後、夜に眠りが浅くなったり、音に敏感になったりしたこどもたちもいます。また出来事が急に思い出されたり、夢で再現されたりして苦しみ続ける慢性化した外傷性ストレス障害(PTSD)があります。対策としてもっとも大切なのは安心できる環境づくりです。薬物療法は補助的なものです。 一方、家族の死、いじめ、転居や転校など、明らかなストレス原因に対する過剰反応として、さまざまな症状が現れている状態を指す診断名が「適応障害」です。不安や抑うつを伴うこともあれば、行動面の問題として現れることもあります。ストレス原因がなくなれば、短期間で回復します。原因が取り除けるものであれば、除去を試みるのがなによりの治療です。   […

水痘ワクチンのこと

2014年10月1日から水痘(みずぼうそう)ワクチンが定期接種化されました。対象は12ヶ月~36ヶ月の小児で、3ヶ月~12ヶ月の間隔を開けて2回接種します。 毎年100万人以上の患者が発生している水痘は、麻疹や風疹などと比べると軽い病気のように思われていますが、まれに二次性の細菌感染症、肺炎、脳炎などの重い合併症が起こることも報告されています。さらに免疫抑制剤などで免疫機能が落ちている場合には、重症になる危険性もあります。 予防接種スケジュールから考えると、一期のMR(麻疹風疹)ワクチンとの同時接種が理想と考えられています。またヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンとの同時接種も問題ないようです。これから2回接種する子供たちが増えると、米国のように、水痘の流行や合併症に伴う入院例や死亡例が激減することが期待されています。   […